白血病や血液疾患の治療として必要な
造血幹細胞移植。
多くの患者さんがこの移植により命を救われています。
その患者さんのために必要な骨髄液や末梢血幹細胞の
提供を斡旋する骨髄バンク
今回はその骨髄バンクへの登録方法や条件、
リスクやデメリットなどをご紹介します。

せっかく思い立った善意!
登録する前に条件やリスクやデメリットを
ちゃんと理解して行動することが重要です!


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骨髄バンクとは

骨髄バンク
出典:https://search.yahoo.co.jp/image/search?aq=-1&ei=UTF-8&fr=yjapptab_ios_hp&p=%E9%AA%A8%E9%AB%84%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF#mode%3Ddetail%26index%3D78%26st%3D2529

骨髄バンクの正式名称
公益社団法人日本骨髄バンク
いいます。

前述のとおり、白血病などの血管疾患の治療のため、
造血幹細胞移植(特に骨髄移植)に必要な骨髄液や
末梢血幹細胞を血縁関係のない人からの提供を斡旋している組織です。

骨髄バンクは世界各地にありアメリカ、ドイツ、
フランスは活発な活動を行なっています。

日本の骨髄バンク
アメリカ、台湾、韓国、中国と提携しています。

私達が日常よく口にする血液型のA・B・O・AB型
赤血球の型なのですが、
実は白血球にもHLA型という型があります。
造血幹細胞移植を行うにはこのHLA型が一致せねば
なりません

そのHLA型の組み合わせは何万通りあり、
適合するドナーが見つかる確率
兄弟間でも4分の1
非血縁者間では数百〜数万分の一といいます。

日本骨髄バンクは
日本赤十字社や各都道府県の協力を得て、
1991年12月より運営を開始し、
1993年には初の骨髄移植を斡旋

ドナー登録者数(現在数)は49万人に到達し、
非血縁者間移植実施数は2万2千件を超えました。
(2019年1月時点での速報値)

しかし、移植を希望している患者さん全てが
生きるチャンスを獲得するには、
一人でも多くのドナーの登録が必要
なのです。

登録方法や登録要件

骨髄バンク
出典:https://mobile.twitter.com/hashtag/%25E9%25AA%25A8%25E9%25AB%2584%25E3%2583%2590%25E3%2583%25B3%25E3%2582%25AF%E3%81%97%E3%82%87%E3%81%93%E3%81%9F%E3%82%93

さて、骨髄バンクに登録するにはどうしたら
いいのでしょう?

まず登録できる要件をご紹介します。

●ドナー登録が出来る方●

①骨髄・末梢血幹細胞の提供を十分に理解している人。
②18歳以上〜54歳の健康な人。(実際に提供できるのは20歳〜55歳)
③体重が男性45kg以上、女性は40kg以上である人。

●ドナー登録が出来ない方●
①病気療養中の方
※特に気管支ぜんそく、肝臓病、腎臓病、糖尿病など、慢性疾患の方

②悪性腫瘍(がん)、膠原病(慢性関節リウマチなど)、自己免疫疾患、先天性心疾患、心筋梗塞、狭心症、脳卒中などの病歴がある方

③本人またはご家族に悪性高熱症の病歴がある方

④最高血圧が151以上または89以下の方、
最低血圧が101以上の方

⑤輸血を受けたことがある方、貧血の方、
血液の病気の方

⑥ウイルス性肝炎、エイズ、梅毒、マラリアなどの
感染症の病気の方

⑦食事や薬等で呼吸困難やひどい発疹などの
既往がある方

⑧過度の肥満の方
※(体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)が30以上の方)

以上が登録できる方、出来ない方です。
ご自分がどちらに該当するしっかり確認しましょう!

次に登録の流れをご説明しましょう!

①パンフレット「チャンス」を読む。
チャンスは各保健センター、登録窓口で配布している他、郵送で取り寄せる事が出来ます。
WEB版もあります。

骨髄バンク
出典:https://www.pictame.com/tag/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%AA%A8%E9%AB%84%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF

②登録申込書に記入。
チャンスに同封された申込書に記入をします。
WEB版は申込書をダウンロードして記入します。

③登録申込書を窓口に持参し、採血を行う。
記入した申込書を窓口に持参し、提出します。
医師による問診や2mlほどの採血を行います。
登録に費用はかかりません。

④ドナー登録確認書が送られてくる。
登録が完了すると骨髄バンクから登録確認書が
送付されます。
白血球の型が適合する患者さんが
見つかった時に連絡があります。

以上が登録要件と登録の流れです。

自分が要件を満たしているか確認し、
パンフレット「チャンス」の内容を
きちんと熟読の上、内容を理解し登録を
行うことが重要です!

せっかくの善意の思いが無にならぬよう、
注意しましょう!


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リスクやデメリットは?

骨髄バンク
出典:https://search.yahoo.co.jp/image/search?aq=-1&ei=UTF-8&fr=yjapptab_ios_hp&p=%E9%AA%A8%E9%AB%84%E3%83%90%E3%83%B3%E3%82%AF#mode%3Ddetail%26index%3D12%26st%3D84

ドナー登録自体は申込書の記入、
簡単な採血などで手続きが終了し、
負担というものはそう感じない方がほとんどです。

しかし、実際に提供するとなった時のリスクや
デメリットをキチンと理解しておかないと、
待っている患者さんはもちろん、
ご自分のご家族にも大変な多大な影響を
与えかねません。

良い部分だけではなく、以下のリスクやデメリット
しっかり理解して登録しましょう!

骨髄バンク
出典:https://3.bp.blogspot.com/-HDyEx-mJuC8/Vb3dwIFpUJI/AAAAAAAAwSo/lAF8DCal9-c/s800/medical_yuketsu.png

①体へのリスク
医療を施す側がもちろん万全の用意をしていても、
やはりリスクはあります。

少ないですが死亡例もあります

全身麻酔で処置をしますので、
麻酔が合わない方が稀にいらっしゃいますし、
採取終了後に後腹膜や左腸腰部位に血腫を
発症した例もある
ようです。

大体の場合は早期発見にて大事には至っていない
ものの、後遺症が残った例もあります

骨髄バンクのホームページなどにも詳しく
書いてあります
のでリスクを十分理解し、
登録・提供しましょう!

②家族の理解

前述のように少ないといえども提供にはリスクが
あります
し、最短でも2、3日の入院が必要です。

特に小さなお子様がいる場合預け先などが
必要となる場合もある
でしょう。

何より命の綱であるドナーが現れるのを待っている
患者さんがいるのと同時に、あなたが無事で帰る
ことを待っている家族がいるのです。

十分に家族の理解を得て提供ができるよう
話し合って頂きたい
です。

③私生活や仕事への影響

先程も述べましたが、
提供する場合は最短で2、3日、
長ければ1週間ほど入院が必要
となります。

その間はお仕事を休まなければなりません

退院後に体調が戻るのに時間がかかる場合も
あるかもしれません。

そのため、会社の同僚や上司の了解、
会社全体の理解が必要
となります。

その点をよく考えて登録・提供をしてください。

以上のことをご家族や会社とよく話し合い、
提供を決意されてくださいね!

希望の光である適合するドナーを待ち望み
頑張っている患者さん、
その一方で自分の思う家族がいることを心に刻み
最良の決断をして頂きたいと思います。

まとめ

いかがでしたか?
多くの患者さんが生きる希望を持ち、
適合するドナーが現れるのを待っています!
登録は簡単に出来ますが、提供時のリスクや
デメリットを知りった上で登録をすることで、
慌てることなくスムーズに提供ができるのでは
と思います!

やはり実際に提供された方は、
「やってよかった」という人が大半のようです。

医療や救急などの職業に就いていないかぎり、
生きている間に人の命を救えるということは
そうそうあることではないですよね。

今回は骨髄バンクの登録方法や要件、
リスクやデメリットについてご紹介しました。

せっかくの善意がきちんと命を救うことに
繋がるよう十分理解・確認の上、
登録をすることをオススメします!