モータープールは関西の方言?駐車場との違いや名前の由来とは?

モータープールって、
わかりますか?

なにそれ?どんなプール?と思った方は
きっと関西の方ではないはず。

あ、でもタイトルに答えが書いてるから
駐車場だってわかっちゃってますね(笑)

ただ、関西圏に住んでいても
なぜ関西だけ駐車場のことを
モータープールというのか

知っている人はあまりいないと思います

ということで、
今回は関西の方言の一つ
モータープールについて

その由来は何か?駐車場と違いはあるのか?
などについて見ていきましょう!


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モータープールという言葉が使われる地域は?

まず全国で「モータープール
という言葉が使われる地域を
調べるために

グーグルマップで
「モータープール」と検索し
縮尺を全国まで広げてみました。

地図のサイズ上
九州と沖縄が切れてしまいましたが、

モータープールという名前自体は
全国で使われているようです。

あれ?関西周辺でしか
使われていないって聞いたんだけどな…

と不思議に思い調べてみると、

どうやら他の地域で使われている
モータープールと

関西で使われている
駐車場という意味でのモータープールは

別物なんだそう。

その違いは後ほど紹介しますが、

それなら駐車場としての意味で
モータープールと呼ばれている
地域はどこまでなの?

と、いろいろ資料を探っていくと
どうやら近畿地方から中部の一部まで、

私が調べた限りでは
名古屋にはモータープールと名前の付く
駐車場があるようでした。

モータープールという名前の由来は?

近畿周辺で駐車場がモータープールと
呼ばれるようになった由来は、

進駐軍から来ているとのことです。

第二次世界大戦後、
日本に駐留した軍隊である進駐軍、

その人たちは車を利用していましたが

当時は駐車場も整備されておらず
だだっ広い広場の一か所に
車を集めて停めていたそうなんです。

その場所のことを
軍が「motor pool」と呼んでいたのが

近畿ではそのまま駐車場を指す
用語となったようです。

ここでいうプールとは泳ぐプールではなく
(由来は同じようなものですが)

テレビなどで「賞金をプールする」
などの場合に使われる
蓄える」という意味ですね。

実は語源となった「motor pool」は
今でも在日米軍や自衛隊などで
使われることがあり、

全国各地にモータープールと呼ばれる
駐車場もないわけではないそうです。

ただ、なぜ関西にだけ
モータープール=駐車場が広まったのか

このことについて知る人は
誰もいないようなので
自然発生的なものだと思われます。


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全国各地にモータープールがある?駐車場と何が違う?

全国各地にモータープールと呼ばれる
駐車場がないわけではない
と言いましたが、

関西以外では各県数えるくらいしかなく

もしかするとそのモータープールを
運営しているのは関西の人間じゃないか
と噂されるほど。

それほど関西以外では定着していない
モータープールという名前ですが、

冒頭に述べたとおり全国各地に
モータープールという名前は存在します。

何だろなあ、不思議だなあと思い
詳しく見てみると

その正体は、自動車のディーラーが
自社の製品を保管している場所のこと
だそうです。

確かに駐車場ではなく
商品である自動車を「蓄えている」
場所なので、

こちらの方が意味としては
直訳に近いかもしれませんね。

ディーラーのモータープールは
英単語をそのまま持ってきたもので

駐車場のモータープールとは
全く違うもののようです。

まとめ

最近では関西圏でも
駐車場、パーキングというようになり、

モータープールという名前は
屋号として残っているだけに
なりつつあります。

こうした独特の方言は
文化として残していきたい
気持ちもありますが、

言葉は変わっていくものだという事は
変えられない事実かもしれませんね。

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