副業や運動など、いざ始めては見たものの続けられない。
そんな経験、一度とは言わずあるのではないでしょうか?
そして、そのたびに「また途中で挫折してしまった」と自信をなくしていませんか?
そんなあなたは、続けられるかどうかは気持ちの問題だ!と根性論で考えているのかもしれません。
今回の記事は、継続は根性ではなくテクニックなんだということを、行動心理学の観点から解説し、そのスキルを身につけるための具体的な方法をご紹介します。
あなたもこれらのテクニックを活用して、日常や仕事の中での継続の力を最大限に引き出しましょう!
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なぜ継続は難しいのか
継続って難しいですよね。
でも、それってなんででしょう?
その答えは私たちの心の中に隠されています。
人は短期の報酬を求める
人の脳は「すぐに喜びを感じたい!」と感じるようにできています。
それは昔、私たちの先祖がは食べ物を見つけたら、すぐに食べないと生きていけなかった体と言われています。
そのため、私たちの脳は今でも「今すぐ!」という気持ちが強くなってしまうんですね。
なので、今はまだ成果が出ないけれど長期的に続ければ大きな成果があげられるものより、少しでも短期で成果が見えるものの方を選びやすいという現象が起こるんです。
変化への抵抗
新しいことを始めるのはワクワクしますが、同時に少し怖いと感じることもありますよね。
これは人は未知のものや変化を少し恐れる傾向があるから。
例えば学校で新しいクラスになる時、ドキドキしませんでしたか?
それと同じで、新しいことに挑戦する時はその変化に対する不安が継続の邪魔をすることがあるんです。
外部の誘惑
今の時代はスマホやゲーム、テレビなど楽しいことがたくさんありますね。
でも、それらが時々私たちの目標に対する集中力を散漫にしてしまいます。
例えば宿題をするつもりが友達からのメッセージに気が散ってしまった経験はありませんか?
それが、外部の誘惑に負けてしまう瞬間です。
行動心理学が教える、自分を動かす原動力
それではもう一歩踏み込んで、次は自分自身を動かす原動力について見ていきましょう。
行動心理学には、私たちがどうやって自分を前に進めるかについてのヒントがたくさん詰まっています。
自分の価値観を知る
何が大切で、何を優先するか。
これを知ることで、自分の行動の方向性がはっきりし、継続するための動機が生まれます。
例えば、家族との時間を大切にしたいのかキャリアを追求したいのか。
それぞれの価値観に応じて行動の選択が変わってきます。
定期的に自分の価値観を見つめ直し、それに合った行動を選んでいくことが大切です。
小さな成功体験を積み重ねる
大きな目標に向かって進み続けるには、小さな成功体験を積み重ねることが鍵となります。
例えば英語をマスターしたいとき、まずは日常会話ができるようになることを目標にする。
このように小さな成功を積み重ねることで自信がつき、次へのステップに進む勇気が湧いてきます。
自分を認め、褒める
自分の努力や成功を褒めることで次へのモチベーションが生まれます。
日常の中で、「今日はこのタスクをしっかりこなせた!」と自分を褒める習慣をつけることで、自分への信頼感が増し、継続的な行動がしやすくなります。
あなた自身の行動を動かす原動力を知ることで、目標に向かっての日々がもっと有意義で楽しいものになるはずです。
周囲の人を巻き込む、バンドワゴン効果
「みんなやってるから、私もやりたい!」
これはバンドワゴン効果と呼ばれる心理現象です。
継続の際にこの効果を活用すると、想像以上の結果が得られるかもしれません。
バンドワゴン効果とは?
他の人たちが何かを楽しんでいる、または行っていることを見ると自分も参加したくなることはありませんか?
これは、バンドワゴン効果と呼ばれる心理現象で、社会的な動物としての人間の性質から来ています。
バンドワゴン効果を理解しそれを継続の力に変えることができれば、一人での挑戦から多くの仲間との挑戦へと変わるでしょう。
継続のためのバンドワゴン活用法
バンドワゴン効果を継続のために活用するためには、まず目標を共有しましょう。
SNSでの投稿や友人・同僚との共有が効果的です。
また、チームやグループでの目標達成活動もおすすめ。
多くの人が参加していると感じることで、自然とその活動に引き込まれ継続する意欲が湧いてきます。
周りの人を巻き込むコツ
バンドワゴン効果を最大限に利用するためには、積極的なコミュニケーションが大切です。
共有したい情報や目標を明確にし、それを楽しんで伝えることで、他の人たちも自然と巻き込まれてきます。
定期的なアップデートや達成した時の喜びを共有することも、継続のモチベーションを高めるポイントとなります。
楽しいところでストップする!ツァイガルニク効果
ドラマを見ているとちょうど話が盛り上がってきたところで「次回に続く」と言われ、次の話がめちゃくちゃ気になる!なんて思って経験はありませんか?
それは「ツァイガルニク効果」という心理現象で、継続するモチベーションを高める方法として利用することができます。
この効果をうまく取り入れて、継続する力を手に入れましょう!
ツァイガルニク効果とは?
ツァイガルニク効果とは、完了していないタスクや情報に対して、完了したものよりも強く集中する心理現象のことです。
例えば、読んでいる小説の最後の方を残しておくと、どうしても最後まで読みたくなる感じですね。
継続のためのツァイガルニク活用法
継続のためにツァイガルニク効果を活用する方法の一つは、「楽しいところで止める」です。
とはいえ、仕事や勉強、運動など、そもそもあまりやる気がないことを継続する時に楽しいところを見つけるのは難しいですよね。
そんな時は、あまりやりたくない作業をする前に、その作業の中で興味を引かれる部分や新しい情報がないかリサーチしてみましょう。
例えば、報告書を書く場合、新しいデータや情報を取り入れることで、書く内容にワクワク感を持てるかもしれません。
ツァイガルニク効果の日常での応用
ツァイガルニク効果は、日常のさまざまな場面で利用することができます。
例えば運動の継続が難しいと感じる場合、毎回少しだけ新しい動きやメニューを追加して、その新しい部分を楽しみにするといった方法が考えられます。
日常の中で「次はどうなるのか楽しみ」という気持ちを持ち続けることで、継続の動機づけにつながります。
まとめ
継続することは、目標達成への重要なステップです。
行動心理学を利用した5つのテクニックは、私たちが目標に向かって進む助けとなるものばかり。
特に、楽しいところで止めるテクニックやオンとオフの大切さを理解することは、継続の効果を最大限に高めるためのカギとなります。
読者の皆様がこれらの情報を活用し、より充実した日常や仕事の生活を過ごせることを心から願っています。