野江内代。
のえないだい?
のえうちしろ?
難しい読み方が多く、
知っている人じゃないと読めない
と言われている大阪の駅の中で、
なぜか強いインパクトを感じる
野江内代。
なんて読むんでしょうか?
なぜこの名前になったのでしょうか?
地名が気になってくると
その土地自体がどんな所かという事も
気になってきませんか?
今回は少しコアな大阪の駅
野江内代についての謎を
一つ一つ紐解いていきたいと思います。
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野江内代はなんて読む?どんな所?
野江内代という文字を見て
冒頭に挙げた読み方ではなく
「のえうちだい」
と読んだ方は勘が鋭い!
この駅の名称は
「のえうちんだい」
といいます。
のえ うちんだい!
みたいな感じで
インパクトがある名前だな!
と、この駅名を初めて知った時
思ったものでしたが
皆さんはどうですか?
それほどでもないですか?
駅の住所は大阪市城東区で、
地下鉄谷町線の
都島と関目高殿駅の間に位置します。
関目高殿も結構インパクトがありますね
この駅については後日触れてみます。
地下ではなく地上から見てみると、
大阪の主要道路の一つ、都島通から
大阪と京都をつなぐメインの通り、
京阪本通に繋がる付近にあります。
大阪市内ではありますが、
都心部から川を渡ったこの位置は
住宅街となっており、
梅田まで電車で7分という
かなり好立地な場所にあるのが
この野江内代駅です。
なぜ野江内代という名前が付けられたのか?
まずこの地下鉄谷町線という路線ですが
特徴として
2つの単語が合わさっている駅名が多い
ということが挙げられます。
どういうことかというと
野江内代は「野江」と「内代」が
合わさって一つの駅名になっている。
他にも先ほど出てきた
関目高殿(関目+高殿)や
太子橋今市(太子橋+今市)
そして喜連瓜破(喜連+瓜破)
また読めない駅名が出てきましたね(笑)
喜連瓜破については
喜連瓜破が読めそうで読めない!谷町線でよく耳にする駅名の由来は
↑こちらで解説していますので
よろしければどうぞ!
話を戻して、
これらのように二つの単語が合わさる
駅名が多く存在します。
野江内代に関しては
城東区野江と都島区内代町の
二つの町名を足してこの駅名となった
という事なので、
その野江内代の由来を知るために
「野江」と「内代」を
別々に見ていくことにしましょう。
まず野江について、
名前の意味を地名辞典で調べてみると
野江=野のあたり
という意味だそうで、
「野へ向かおう」や「野へ放て!」
のようにして使われる
「野」と下につく「へ」で「野へ」が
「野え」となり「野江」と
表記されるようになった説があります。
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気になるのは「内代」の方!
野江という地名は比較的多いようですが
「内代」はそうそう見ませんよね。
なんせ「うちんだい」ですもんね!
名前のインパクトは置いといて、
由来についてですが、
時代は江戸の初期にさかのぼります。
当時の徳川氏代官が
この土地を治めていたという事で、
代官の領地内にある土地
→代官の内
→代内→内代
となり、「内代村」
という名前の村が誕生したんだそう。
始めは内代と書いてそのまま「うちだい」
と読まれていたとのことなんですが、
江戸時代に書かれた
摂津国をまとめた資料によると
「ウチムダイ(うちんだい)」と称す
という表記があり、
それが今に残っているようです。
まとめ
という事で今回は、
大阪の難読駅名から
野江内代を紹介してきました。
谷町線の駅は歴史の深い土地が多く、
他にも由来を調べると面白いものが
たくさんあります。
他の難読地名、駅名については
↓こちらからどうぞ!
大阪難読地名&駅名の読み方や歴史は?語源と由来をまとめてみた!
これからも駅に関する記事を増やし、
大阪の歴史をもっと深く
味わっていきたいと思います。
地元の記事じゃないかww
難読地名はどこでもあるんだね、京都市にも伏見区一口ってトコロもある。
一口、で いもあらいと読みます。