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木枯らし1号とは?意味と読み方、東京と近畿の基準のちがい・2026年の発表日と過去の記録

木枯らし(こがらし)は、
晩秋から初冬にかけて吹く、
北寄りの(やや)強い風
のこと。
そして「木枯らし1号」は、
秋から冬へ移る時期に、
その年はじめて吹いた木枯らし
。
気象庁が発表するのは、
東京地方と近畿地方だけです。

2026年は、10月28日に
東京地方と近畿地方の両方で
木枯らし1号が発表されました。
どちらも、前の年(2025年は
11月3日)より6日早い発表に。

この記事では、木枯らしの意味と
読み方、木枯らし1号の基準、
東京と近畿のちがい、
これまでの早い記録や
吹かなかった年、言葉の由来を
順番に紹介します。

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木枯らしとは?意味と読み方

木枯らしの読み方は「こがらし」。
気象庁の予報用語では、
「晩秋から初冬にかけて吹く、
北よりの(やや)強い風」

と説明されています。

漢字では「凩」と
1文字で書くこともあります。

この風が吹くのは、
冬型の気圧配置になった時。
秋から冬にかけては、
高気圧と低気圧が周期的に
日本の上を通っていきます。

低気圧が去ったあと、
西に高気圧、東に低気圧が並ぶ
「西高東低」の形になると、
大陸から冷たい北寄りの風が
吹き出してくるんです。

神戸市のページでは、
この冷たい風が紅葉した葉を落とし、
木を枯れたように見せる、
と紹介されています。

木枯らし1号とは?

木枯らし1号は、その年に
はじめて吹いた木枯らしのこと。
気象庁の子ども向けのページでは、
10月半ばから11月末までに
はじめて吹く、毎秒8メートル以上の
北寄りの風と説明されています。

木枯らし1号は、
冬が近づいたことを知らせる
「季節のお知らせ」
の1つ。
天気予報の注意報や警報とは別に、
気象庁から発表されます。

木枯らし2号・3号は
発表されません
。
発表されるのは1号だけで、
基準に合う風が吹かず、
1号の発表が無い年も
あります!

木枯らし1号の基準

木枯らし1号の基準は、
東京地方と近畿地方で
少しずつちがいます
。
どちらも、いくつかの目安を
もとに「総合的に判断」して
発表する決まり。

東京地方(気象庁)の基準

東京地方は、次の4つの目安を
もとに判断されます。

  • 期間は10月半ばから11月末まで
  • 西高東低の冬型の気圧配置になり、季節風が吹く
  • 東京の風向きが西北西から北
  • 東京の最大風速が、おおむね毎秒8メートル(風力5)以上

東京は、期間の終わりが
11月末と決まっています。
そのため、11月が終わるまでに
条件がそろわなければ、
その年は「吹かなかった」ことに。

近畿地方(大阪管区気象台)の基準

近畿地方は、大阪管区気象台が
次の目安で判断しています。

  • 期間は二十四節気の「霜降」(10月下旬)から「冬至」(12月下旬)まで
  • 西高東低の冬型の気圧配置
  • 北寄りの風が吹き、最大風速が毎秒8メートル以上

近畿は、期間が
12月下旬の冬至まで続くのが
東京との大きなちがいです。
いっぽうで、始まりは霜降からなので、
10月半ばから数える東京より、
期間の始まりは少し遅め
。

霜降と冬至の日付は、
年によって少し前後します。

木枯らし1号の基準の東京と近畿のちがいの図解。東京地方は気象庁が、期間は10月半ばから11月末、西高東低の冬型で季節風、東京の風向きが西北西から北、東京の最大風速がおおむね毎秒8メートル以上を目安にする。近畿地方は大阪管区気象台が、期間は霜降から冬至まで(10月下旬から12月下旬)、西高東低の冬型、北寄りの風、最大風速毎秒8メートル以上を目安にする。どちらも総合的に判断し、発表は東京と近畿だけで2号以降は無い
気象庁・和歌山地方気象台の発表資料をもとに作図

「最大風速」と「最大瞬間風速」

基準の毎秒8メートルは、
「最大風速」の数字です。
いっぽう、気象台のお知らせには
「最大瞬間風速」が書かれます。

たとえば2026年10月28日の東京は、
朝5時20分に最大瞬間風速
毎秒16.9メートルを観測。
最大風速は毎秒7.2メートルで、
目安に近い強さでした
(ウェザーニュースより)。

数字が1つでも目安に届かないと
発表されない、というわけではなく、
目安をもとに総合的に判断
されている、ということですね。

発表されるのは東京と近畿だけ

気象庁が「木枯らし1号」を
発表するのは、
東京地方と近畿地方だけです。

神戸市のページによると、
ほかの地方では、同じような風が
吹いても、木枯らし1号としては
発表されません。

つまり、北海道や東北、九州などで
冷たい北風が吹いても、
「〇〇地方で木枯らし1号」という
お知らせは出ない、ということ。
ニュースで聞く木枯らし1号は、
東京か近畿のどちらかの話
です。

2026年の木枯らし1号はいつ?

2026年の木枯らし1号は、
10月28日(水)に、
東京地方と近畿地方の両方で
発表されました。

  • 東京地方:気象庁が発表。前の年より6日早く、10月の発表は9年ぶり
  • 近畿地方:大阪管区気象台が発表。前の年より6日早い

この日は、日本の近くが
一時的に冬型の気圧配置になり、
北寄りの風が強まりました。
近畿では午前10時までに、
和歌山市で最大瞬間風速
毎秒14.5メートルを観測。

ここ数年の発表日

ここ数年の発表日を並べると、
次のとおり。

  • 2026年:東京・近畿とも10月28日
  • 2025年:東京・近畿とも11月3日
  • 2024年:東京・近畿とも11月7日

近畿の2024年の発表では、
前の年(2023年)は
11月11日だったことも
書かれています。

これまでの早い記録と、吹かなかった年

東京地方でいちばん早い
木枯らし1号は、
1988年10月13日
です。
日本気象協会の tenki.jp によると、
東京の木枯らし1号は
1951年から記録があります。

近畿地方でいちばん早いのは
10月23日。
2020年・2021年のほか、
1981年・1993年も
この日だったそうです
(小学館 HugKum より)。

東京で吹かなかった年

東京地方では、
木枯らし1号が吹かなかった年も
何度もあります!

  • 1959年
  • 1962年
  • 1977年
  • 1979年
  • 2018年
  • 2019年
  • 2021年
  • 2022年

2018年は、39年ぶりに
「吹かなかった年」になりました。
そのあとも2019年・2021年・
2022年と続き、
2018年から2022年の5年のうち
4年で発表がありませんでした
。

東京は期間が11月末までなので、
冬型になるのが遅い年は、
そのまま発表なしで終わることが
あるんです。

2013年〜2022年の発表日

2013年からの10年間の
発表日も見てみましょう
(小学館 HugKum より)。

東京地方

  • 2013年:11月11日
  • 2014年:10月27日
  • 2015年:10月24日
  • 2016年:11月9日
  • 2017年:10月30日
  • 2018年・2019年:なし
  • 2020年:11月4日
  • 2021年・2022年:なし

近畿地方

  • 2013年:11月4日
  • 2014年:10月27日
  • 2015年:10月25日
  • 2016年:10月29日
  • 2017年:10月30日
  • 2018年:11月22日
  • 2019年:11月4日
  • 2020年・2021年:10月23日
  • 2022年:11月13日

東京は10月下旬から11月中旬、
近畿は10月下旬から
11月下旬までと、
年によって発表日に
数週間の幅
があります。

木枯らし1号のおもな記録の年表。1988年は東京で一番早い10月13日。2018年は東京で39年ぶりに吹かず、そのあと2019年・2021年・2022年も無し。2020年と2021年は近畿で一番早い10月23日。2025年は東京・近畿とも11月3日。2026年は東京・近畿とも10月28日で前の年より6日早い。東京で吹かなかった年は2022年までに8回
tenki.jp・小学館 HugKum・ウェザーニュースをもとに作図

「木枯らし」という言葉の由来

「木枯らし」は、
木を枯らす風という意味。
秋の終わりから冬の初めにかけて吹く、
強く冷たい風のことです
(ウェザーニュースより)。

1文字で書く「凩」も、
読み方は同じ「こがらし」。
日本で作られた漢字
(国字)
なんだそう。

木枯らしが吹く日に気をつけたいこと

木枯らし1号の日は、
冬型の気圧配置で
北寄りの風が強まる日です。

気象庁は、強い風で
災害のおそれがある時には、
注意報や警報を出して
注意を呼びかけています
。
木枯らし1号のお知らせとは別なので、
風の強い日は、住んでいる地域の
注意報・警報も確かめておくと
安心です。

よくある疑問

木枯らし1号は毎年吹きますか?

毎年ではありません。
東京地方では、2022年までに
8回、吹かなかった年があります。

木枯らし2号はありますか?

ありません。
発表されるのは1号だけです。

東京と近畿以外の地方では
発表されませんか?

されません。気象庁が発表するのは
東京地方と近畿地方だけです。

木枯らし1号が吹くと冬ですか?

木枯らし1号は、
冬が近づいたことを知らせる
季節のお知らせ。
ウェザーニュースでは、
例年は立冬(11月7日ごろ)の
ころに観測され、
「冬の使者」とも紹介されています。

参考にした情報

この記事の情報は2026年10月28日に確かめたものです。最新の情報は、上の公式のページなどでご確認ください。

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