リベラルアーツとは何?わかりやすく解説

リベラルアーツとは、知識だけでなくより良く生存するための能力を高め
自身の束縛から解放されるためのアプローチ方法を指します。

この記事では、リベラルアーツとは何かについて解説しています。

具体的にはリベラルアーツの重要性を理解するためのヒントや、この分野の知識に関わる重要な要素を確認するための情報をお届けしたいと思います。

リベラルアーツの定義

リベラルアーツは一般的に「教養」と訳されることが多いんですが
個人的には言葉足らずかなと思います。

リベラルアーツという言葉を見ると、リベラルとアーツの2単語に分けられて
それぞれ「リベラル=自由なこと」「アーツ=術(すべ)」と訳せるんですね。

これを合わせて「自由になるための術」
つまり、人が自身の束縛から解放されて自由に、のびのびと生きていく方法を学ぶことが
リベラルアーツの本質じゃないかなと考えます。

学術として、リベラルアーツの主な学習分野は

  • 文法
  • 論理
  • 修辞(言葉を豊かに表現するためのテクニック)

の言語系と

  • 算術
  • 幾何
  • 天文
  • 音楽

の数学系
以上の7つの学問をベースに取り扱われています。

多くの学問の基礎を形成し、現代社会で成功するための基礎となるものです。

これらのトピックが交わることで、幅広い世界観が形成され、あらゆる職業や日常生活で有利になります。

リベラルアーツを学ぶメリット

リベラルアーツを学ぶことにはたくさんのメリットがあります。

個別の学習分野の話になると1記事では収まらないので、
ここでは僕が重要だと思う全体的な4つのメリットをご紹介します。

1.固定された価値観に縛られることがなくなる

リベラルアーツを学ぶと、多面的なものの見方が身に付き
凝り固まった価値観から脱却できるようになります。

異なる視点を自分の価値観で評価できるようになるので、
固定的な価値観に縛られることなく、よりオープンな考え方をする
いわゆるラテラルシンキング(水平思考)が身に付きます。

自分なりの価値観の軸を持つことができる

異なる視点で物を見ることは、自分の価値観の軸がなくなるというわけではありません。

むしろその逆で、リベラルアーツを学べば従来の価値観に疑問を持ち、自分なりの価値観を作っていくことができるようになります。

自分自身の価値軸を確立することで、知識や経験、人間関係から価値感を見出し
更にアップデートされた判断ができるようになるのです。

ロジカルシンキングができるようになる

リベラルアーツを学ぶことは、ロジカルシンキング(論理的な思考)を身につけることにもつながります。

さまざまな考えを分析・探求することで問いを生み出し、自分なりの結論を導き出すことができるようになります。

物事を客観的に見ることができるようになる

リベラルアーツを学ぶことは、物事を客観的に見る力を養うことにもつながります。

私たちは、さまざまな視点を探求し、情報に基づいた偏りのない方法でそれらを評価することを学びます。

これにより異なる文化や歴史を理解し、偏りのない世界観を身につけることができます。

この知識により私たちはより自立し、世界とのさまざまな関わり方について理解を深めることができるのです。

リベラルアーツに共通する学習分野

リベラルアーツには、人文科学、社会科学、自然科学が含まれるのが一般的です。

人文科学は最も一般的に研究されている分野で、文学、歴史、哲学、芸術、音楽、およびその他の文化的探求などの分野が含まれます。

社会科学は人間の行動を研究するもので、心理学、社会学、人類学、政治学、経済学などの学問が含まれます。

自然科学は物理的な世界に焦点を当て、数学、生物学、化学、物理学、およびその他の物理科学の研究を含んでいます。

リベラルアーツの学習方法

リベラルアーツの学習方法は、講義、ゼミ、実習、自主研究など多岐にわたります。

講義、ゼミ、実習は、いずれも資料をもとに指導を受け、さまざまな視点や意見に触れることができる教授法です。

自主研究プロジェクトは、上級者が追求できるもので、より自由に自分の考えを探求し、発展させることができます。

まとめ

リベラルアーツは、世界に関する幅広い知識、批判的思考力、文化的視野を私たちに与えてくれます。

これらは専門的な世界で成功するための基本であり、日常生活の中でかけがえのないものです。

リベラルアーツとは何かを理解することで、この重要な学問分野をより深く理解することができます。